Nice, France
「フランス留学の最終決断の背中を押したもの」のエントリでは最終的にフランス留学の不安を振り切った経緯を、「留学の最終的な失敗のリスクを見据えても得るものもあるから」だと書きましたが、もう一つ不安を振り切った大きな理由があります。それは、このブログを始めた理由とも密接に関わっているのですが、他人の行動に勇気づけられたということです。

まず、僕のフランスとの関わりは、ある日研究室に一人のフランス人研究者が来たところから始まります。そのころは英語もあやふやだったので、彼とは挨拶程度でした。今から考えると、そのフランス人研究者の来日はチャレンジに満ちたものだったと思います。何しろ、日本語をまったくしゃべらず、日本の文化や習慣も知らずに来日すると戸惑うことも多いはずです。また、意思疎通がうまく行かず、研究で成果が出せない可能性や、気持ちが落ち込み引きこもってしまう可能性すらありました。

結局、彼は4年ほど日本にいたのですが、たまに飲み会を一緒に行ったり、ごく普通に日本ライフを楽しんでいました。彼の日本滞在期間中、彼のつてを頼って、5人ほどのフランス人学生が来日しました。学生らはそれぞれ1年以上も日本に滞在していましたが、年齢も近くいろいろ話すことが出来ました。飲み屋の常連になったり、富士山に何度も登ったり、神社、寺院に訪れても本当に興味深いといったように見えました。

ある学生は来日してから1年は日本語を習ってませんでしたが、もう1年の延長が決まってから、突如日本語を勉強しだしました。そして、6ヶ月後には片言の日本語をしゃべりだし、1年後には日本語で会話できるようになっていました。そのころ言語を0から勉強してどれぐらいの期間でどれぐらいに到達するのかは見当もつきませんでしたが、勉強すれば急速に力を付けることも出来るんだな、と感心したりしてました。ちなみに彼は、日本行きを決定したときは、リアルアドベンチャーだったよ、と言ってました。

自分にフランスで博士課程を開始するチャンスがまわって来たとき、面白そうと期待する気持ちの他にどうしても不安も募ります。留学の不安を振り切った最後の決め手は一つは「フランス留学の最終決断の背中を押したもの」で書いた「失敗しても得るものがある」であり、一つは友人達の日本での生活を見て感じた「がんばれば何とかなる」でした。彼らは日本語だってしゃべるようになったし、日々楽しそうにやっていて、研究の成果も出している、見えないところで努力してるんだろうけど、最終的には何とかなる、という感覚です。

翻って見れば最初のフランス人研究者の勇気ある決断が、その次のフランス人学生達を巻き込み、それを見て自分も自分の人生で比較的大きな渡仏という決断をさせたと言えます。ポジティブな考えが他人のポジティブな考えを引き出し、伝播していくように感じています。そんなポジティブな渦に巻き込まれた自分も誰かのポジティブな行動を引き出していくんじゃないか?これがこのブログを始めたキッカケでした。僕の身の回りの人が僕を見て、ポジティブな行動をしてくれればうれしい。Webに考えを何年も上げておけば、読んだ人の行動を変えられるかもしれない。冒頭のフランス人研究者のように6人ほどのフランス人と日本人に影響を与えられたらな。と、これがこのブログの初心でした。
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Nice, France
「フランス留学の最終決断の背中を押したもの」のエントリでは最終的にフランス留学の不安を振り切った経緯を、「留学の最終的な失敗のリスクを見据えても得るものもあるから」だと書きましたが、もう一つ不安を振り切った大きな理由があります。それは、このブログを始めた理由とも密接に関わっているのですが、他人の行動に勇気づけられたということです。

まず、僕のフランスとの関わりは、ある日研究室に一人のフランス人研究者が来たところから始まります。そのころは英語もあやふやだったので、彼とは挨拶程度でした。今から考えると、そのフランス人研究者の来日はチャレンジに満ちたものだったと思います。何しろ、日本語をまったくしゃべらず、日本の文化や習慣も知らずに来日すると戸惑うことも多いはずです。また、意思疎通がうまく行かず、研究で成果が出せない可能性や、気持ちが落ち込み引きこもってしまう可能性すらありました。

結局、彼は4年ほど日本にいたのですが、たまに飲み会を一緒に行ったり、ごく普通に日本ライフを楽しんでいました。彼の日本滞在期間中、彼のつてを頼って、5人ほどのフランス人学生が来日しました。学生らはそれぞれ1年以上も日本に滞在していましたが、年齢も近くいろいろ話すことが出来ました。飲み屋の常連になったり、富士山に何度も登ったり、神社、寺院に訪れても本当に興味深いといったように見えました。

ある学生は来日してから1年は日本語を習ってませんでしたが、もう1年の延長が決まってから、突如日本語を勉強しだしました。そして、6ヶ月後には片言の日本語をしゃべりだし、1年後には日本語で会話できるようになっていました。そのころ言語を0から勉強してどれぐらいの期間でどれぐらいに到達するのかは見当もつきませんでしたが、勉強すれば急速に力を付けることも出来るんだな、と感心したりしてました。ちなみに彼は、日本行きを決定したときは、リアルアドベンチャーだったよ、と言ってました。

自分にフランスで博士課程を開始するチャンスがまわって来たとき、面白そうと期待する気持ちの他にどうしても不安も募ります。留学の不安を振り切った最後の決め手は一つは「フランス留学の最終決断の背中を押したもの」で書いた「失敗しても得るものがある」であり、一つは友人達の日本での生活を見て感じた「がんばれば何とかなる」でした。彼らは日本語だってしゃべるようになったし、日々楽しそうにやっていて、研究の成果も出している、見えないところで努力してるんだろうけど、最終的には何とかなる、という感覚です。

翻って見れば最初のフランス人研究者の勇気ある決断が、その次のフランス人学生達を巻き込み、それを見て自分も自分の人生で比較的大きな渡仏という決断をさせたと言えます。ポジティブな考えが他人のポジティブな考えを引き出し、伝播していくように感じています。そんなポジティブな渦に巻き込まれた自分も誰かのポジティブな行動を引き出していくんじゃないか?これがこのブログを始めたキッカケでした。僕の身の回りの人が僕を見て、ポジティブな行動をしてくれればうれしい。Webに考えを何年も上げておけば、読んだ人の行動を変えられるかもしれない。冒頭のフランス人研究者のように6人ほどのフランス人と日本人に影響を与えられたらな。と、これがこのブログの初心でした。
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Chartres, France
「[書評] 特攻とは何か」を書いたついでに、フランスでのカミカゼの認知度を紹介します。神風(Kamikaze)はフランス語でも英語でも意味の通じる国際語となっています。フランス語版wikipediaでは、神風の一般的説明に加え、フランス語での用法についても触れられています。
Kamikaze - Wikipédia (Fr)
転じて、この用語は現在では自爆攻撃に自身の命を犠牲にする全ての人も意味する。さらに広く言えば、その生涯やその未来を犠牲にする人による行動もカミカゼと形容される。
Par extension, ce terme signifie aussi aujourd'hui toute personne qui sacrifie sa vie volontairement dans un attentat-suicide. Plus largement encore, un acte par lequel quelqu'un sacrifie sa carrière, son avenir, est qualifié de kamikaze.

カミカゼの語源が日本であることは知られていると思いますが、おそらく神の風« vent divin »という日本語の意味は知らない人がほとんどだと思われます。ちなみに、フランス語の発音ではEに発音記号がないため、「カミカズ」と発音します。Le Monde.fr(ルモンド紙)をkamikazeで検索してみたところ、一ヶ月で11ヒットと比較的利用される用語であることが分かります。少し内容を見てみると日本語では「自爆テロ」と翻訳される用法ばかりです。フランスでの日常ではこの用法が大勢を占めいています。Un kamikaze taliban(タリバンのカミカゼ)という名詞の用法とune femme kamikaze(カミカゼの女性)という形容詞の用法があるようです。
  1. ウラジカフカスでカミカゼ攻撃により11人死亡(2008.11.08)
    Un attentat-kamikaze fait onze morts à Vladikavkaz
  2. 北オセチア共和国で爆発によりすくなくとも8人が死亡(2008.11.06)
    Une explosion fait au moins huit morts en Ossétie du Nord

    ”予備資料によるとウラジカフカスの市街地のバス停留所でカミカゼの女性によって爆発兵器が起動された”、治安部隊の最初の報告によって北オセチア共和国の政府が発表した。
    "Selon les données préliminaires, l'engin explosif a été actionné par une femme kamikaze à un arrêt de bus au centre de Vladikavkaz", a indiqué le gouvernement nord-ossète, s'appuyant sur les premiers rapports des forces de l'ordre.
  3. カブール中心地で自殺攻撃(2008.10.31)
    Attentat-suicide au coeur de Kaboul

    カブールの中心地で文化情報省の内部で10月30日(木)の早朝、タリバンのカミカゼが自爆し、少なくとも5人が死亡、3人の重傷を含む5人がケガを負いました。
    Un kamikaze taliban s'est fait exploser, jeudi 30 octobre au matin, à l'intérieur du ministère de la culture et de l'information, dans le centre de Kaboul, faisant au moins 5 morts et 5 blessés dont trois grièvement.
ちなみに、僕が一年以上毎日聞いているフランス語podcastのNHKニュースではこの用法で使われたことは一度もありませんでした。NHKではattentat-suicide(自爆テロ)の用語を使っています。このあたりは日本語での用法とニュアンスが変わって来ていると感じます。

カミカゼという用語はこのようにフランスで普及しているので、彼らが日本人をイメージする時に何らかの印象を与えることも考えられます。フランス人とカミカゼについて立ち入った話をしたことはないので、あくまで想像ですが、日本人を良く知らないフランス人は、例えば、普段はおとなしくて勤勉なのに、キレると何をしだすか分からないとクレイジーなやつと思われているかも知れません。
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Chartres, France
「[書評] 特攻とは何か」を書いたついでに、フランスでのカミカゼの認知度を紹介します。神風(Kamikaze)はフランス語でも英語でも意味の通じる国際語となっています。フランス語版wikipediaでは、神風の一般的説明に加え、フランス語での用法についても触れられています。
Kamikaze - Wikipédia (Fr)
転じて、この用語は現在では自爆攻撃に自身の命を犠牲にする全ての人も意味する。さらに広く言えば、その生涯やその未来を犠牲にする人による行動もカミカゼと形容される。
Par extension, ce terme signifie aussi aujourd'hui toute personne qui sacrifie sa vie volontairement dans un attentat-suicide. Plus largement encore, un acte par lequel quelqu'un sacrifie sa carrière, son avenir, est qualifié de kamikaze.
カミカゼの語源が日本であることは知られていると思いますが、おそらく神の風« vent divin »という日本語の意味は知らない人がほとんどだと思われます。ちなみに、フランス語の発音ではEに発音記号がないため、「カミカズ」と発音します。Le Monde.fr(ルモンド紙)をkamikazeで検索してみたところ、一ヶ月で11ヒットと比較的利用される用語であることが分かります。少し内容を見てみると日本語では「自爆テロ」と翻訳される用法ばかりです。フランスでの日常ではこの用法が大勢を占めいています。Un kamikaze taliban(タリバンのカミカゼ)という名詞の用法とune femme kamikaze(カミカゼの女性)という形容詞の用法があるようです。
  1. ウラジカフカスでカミカゼ攻撃により11人死亡(2008.11.08)
    Un attentat-kamikaze fait onze morts à Vladikavkaz
  2. 北オセチア共和国で爆発によりすくなくとも8人が死亡(2008.11.06)
    Une explosion fait au moins huit morts en Ossétie du Nord

    ”予備資料によるとウラジカフカスの市街地のバス停留所でカミカゼの女性によって爆発兵器が起動された”、治安部隊の最初の報告によって北オセチア共和国の政府が発表した。
    "Selon les données préliminaires, l'engin explosif a été actionné par une femme kamikaze à un arrêt de bus au centre de Vladikavkaz", a indiqué le gouvernement nord-ossète, s'appuyant sur les premiers rapports des forces de l'ordre.
  3. カブール中心地で自殺攻撃(2008.10.31)
    Attentat-suicide au coeur de Kaboul

    カブールの中心地で文化情報省の内部で10月30日(木)の早朝、タリバンのカミカゼが自爆し、少なくとも5人が死亡、3人の重傷を含む5人がケガを負いました。
    Un kamikaze taliban s'est fait exploser, jeudi 30 octobre au matin, à l'intérieur du ministère de la culture et de l'information, dans le centre de Kaboul, faisant au moins 5 morts et 5 blessés dont trois grièvement.
ちなみに、僕が一年以上毎日聞いているフランス語podcastのNHKニュースではこの用法で使われたことは一度もありませんでした。NHKではattentat-suicide(自爆テロ)の用語を使っています。このあたりは日本語での用法とニュアンスが変わって来ていると感じます。

カミカゼという用語はこのようにフランスで普及しているので、彼らが日本人をイメージする時に何らかの印象を与えることも考えられます。フランス人とカミカゼについて立ち入った話をしたことはないので、あくまで想像ですが、日本人を良く知らないフランス人は、例えば、普段はおとなしくて勤勉なのに、キレると何をしだすか分からないとクレイジーなやつと思われているかも知れません。
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「Bloggerにソーシャルブックマークのボタンをつける」のエントリでは、Bloggerではてなブックマークとdel.icio.usとLivedoorクリップのボタンを点ける方法を紹介しましたが、Yahoo!ブックマークを使っている人も多くなっているので、ボタンを設置することにしました。以下その方法のメモです。

題名のすぐ右側にボタンを表示するためには、<div class='post hentry uncustomized-post-template'>のすぐ後にボタンを示す青色のコードを貼付けます。前のエントリでも書きましたが、ポイントは、ダブルクォーテーション(")を&quot;で、アンパサンド(&)を&amp;を置き換えることです。
<b:includable id='post' var='post'>
<div class='post hentry uncustomized-post-template'>
<!-- はてなブックマーク -->
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次に記事の下のボタンとそのエントリーをブックマークしている人の人数を表示するところは、以下の通りです。<b:include data='post' name='postQuickEdit'/>のすぐ後に青い色のコードを貼付けます。
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Nice, France
今日は僕が渡仏してから、約1年6ヶ月です(約540日)。「フランス語の勉強の仕方」で書いて来た通り、フランス語の習得には単語と聞き取りを重視してきました。特に単語では、渡仏後フランス語を学習し始めた当初から、フランス語の単語を1日10単語習得することを習慣として来ました。「フランス語の単語の覚え方」のエントリで解説して来たような方法です。1日10単語を覚えれば、1年以内に3000単語を習得することが出来ます。

現在では、同僚との会話、メール、ミーティングでの議論、授業や研究のポスター発表などをフランス語でこなすことが出来るようになっています。これも、コツコツと単語を蓄積して来たおかげかなと思っています。そこで単語帳に記入したコンピュータに入力した単語数と経過日数をグラフにして、公開します。


緑色の線が1日10単語覚えたときの単語数の増加を示していて、赤が実際にコンピュータに打ち込まれた単語数を示しています。当初から一貫して1日10単語のペースを上回って単語を習得していたことが分かります。最初の1日は3行のフランス語を読んだところで新出単語が10個出て来て、気が遠くなったことを覚えています。その後順調に単語数が増え、付けていた日記によると11月上旬には同僚との全ての会話を英語からフランス語に置き換えたようです。「ボンジュール」と「メルシー」だけで渡仏して来た時点から約6ヶ月の時点、2278単語を習得したところでした。次にモチベーションが出ていたのか、単語を覚えるペースが加速していきます。コンピュータに打ち込まれた単語数が1日10単語のペースから最も先行したのは今年2月7日時点、その時点の予定より1134単語多くの単語を覚えていました。その後、わずかながらペースが落ちていきます。

4月02日から始めた本ブログは単語習得のペースダウンに拍車をかけたようです。それまでフランス語を勉強していた時間をブログ執筆に取られるようになったのは確かですが、しかし本当の要因はフランス語を覚えることより、フランス語を習得したことにより得られるようになった情報に興味が移ったことにあります。自分のフランス語の上達によって触れられるようになった新聞記事や同僚との何気ない会話を書きとめておきたい衝動に駆られることが多くなった点を感じます。言語は情報にアクセスするツールだと考えると自分の中の状態が発展したと捉えられます。

単語習得のペースの鈍化のもう一つの理由として、これまで覚えた単語を維持する必要性が考えられます。すでに登録した単語も忘れていて再度辞書を引いてしまった場合には、もう一度ノートに書き写し、覚え直します。覚えているはずの単語が増えるに従って、この何度も辞書を引いてしまう単語が増加してきます。右の写真は実際に僕が使っている単語帳です。下線が引いてある単語はすでに一度覚えたはずの単語を再度辞書を引いてしまったものです。すでに調べた単語を何度も引いてしまうのは、落ち込んでしまいますが、何度も繰り返しているうちに単語に見覚えを感じてきますので、根気が必要です。
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