TGV, Paris-Rennes, france
このテーマは前々から書きたかったのですが、あまりにも難しい問題なので踏ん切りがつきませんでした。途中経過でも良いので、一つエントリをまとめてみようと思います。まず、ダメだと思う関係から始めます。本ブログの「[書評] 大丈夫な日本」でも触れた福田和也氏の述べている関係です。問題の箇所は、以下の通りです。
対日本で、米中の手を組ませないというのは、日本の地政学的な政策の、基本中の基本なのです。アメリカが今後、戦前にもあった中国への錯覚、「戦略的パー トナー」のような幻想と甘い思い込みに引きずられないように、日本はさまざまに働きかける必要があります。(P. 154)
中国とアメリカが仲良くならないように何かと手を尽くせということです。言いかえると、中国を貶めることが日本の利益とも取れますし、米中対決をあおることが日本の利益だとも取れます。これが正しくない理由は、本ブログの「[書評] 大丈夫な日本」で書いた通りです。
共に覇権を目指すアメリカと中国が激突することこそ、日本を危機に陥れると考えます。核兵器を所有する米中二大大国の覇権争いに、アメリカの前線基地となった日本が、参戦するのが利益でしょうか...。
その理由を補強します。まず、中国に地理においても文化においても一番近いのは、世界の大国の中では日本です。つまり、中国が中華思想や人権侵害、食品モラルを改めず、近隣諸国に迷惑をかける国になったら一番困るのは、日本です。また、中国が友好的、先進的、きちんとしたモラルを持つ大国となれば、一番利益を受けるのは日本です。規模はだいぶ違いますが、隣国に北朝鮮があるのと、隣国に韓国があるのとどっちが良いかという問題にも類似しています。そう言う意味では、欧米諸国は中国が善悪どちらに転んでも、受ける利益/不利益は日本に比べると小さいと考えられます。こういう状況で、中国の没落やダークサイドへの転落を願うのは、欧米の侵略に対してアジアの国同士が争った太平洋戦争の構図の再来といえるでしょう。

日経ビジネスの試算では「2010年にGDPが日中逆転も」あり得るらしく、中国が堂々とした大国としての道を歩み始めるのが、少し寂しいと思う日本人は多いです。おそらく、世界における中国の重要性の増加に従って、日本の相対的な軽視が始まるのがつらいということでしょう。
「世界銀行のデータによれば、購買力平価で換算した中国のGDPは1995年には日本を抜き、米国に次ぐ世界第2位となっている。我々の最新の研究によれ ば、2013〜15年には米国を追い抜く可能性がある。中国の経済学者が目下議論しているのは“いかに米国に追いつくか”であって、日本に追いつくことで はない」
しかし、欧米からの視点で見てみると、少し違った風景が見えてきます。戦後60年間はやはり欧米中心の世界でした。日本がアジアで例外的にGDPで世界第2になったものの、やはり中心は欧米だと言えたでしょう。そんな中の中国の台頭は、日本はアジアの例外だったのではなく、戦後は世界の主導権が欧米からアジアに移りつつある過渡期だったと気づかせるものです。なんとかして、太平洋戦争の構図と同じく、中国と日本の仲違いをさせたいというのが本音でしょう。靖国問題、教科書問題、従軍慰安婦問題、尖閣諸島問題は日中の間に仕込まれた、欧米にとって便利な爆弾だと言えます。油を注げば今にも燃え上がりそうです。こういった爆弾の扱いを間違えて、日中が争う太平洋戦争を構図を再現してはなりません。
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TGV, Paris-Rennes, france
このテーマは前々から書きたかったのですが、あまりにも難しい問題なので踏ん切りがつきませんでした。途中経過でも良いので、一つエントリをまとめてみようと思います。まず、ダメだと思う関係から始めます。本ブログの「[書評] 大丈夫な日本」でも触れた福田和也氏の述べている関係です。問題の箇所は、以下の通りです。
対日本で、米中の手を組ませないというのは、日本の地政学的な政策の、基本中の基本なのです。アメリカが今後、戦前にもあった中国への錯覚、「戦略的パー トナー」のような幻想と甘い思い込みに引きずられないように、日本はさまざまに働きかける必要があります。(P. 154)
中国とアメリカが仲良くならないように何かと手を尽くせということです。言いかえると、中国を貶めることが日本の利益とも取れますし、米中対決をあおることが日本の利益だとも取れます。これが正しくない理由は、本ブログの「[書評] 大丈夫な日本」で書いた通りです。
共に覇権を目指すアメリカと中国が激突することこそ、日本を危機に陥れると考えます。核兵器を所有する米中二大大国の覇権争いに、アメリカの前線基地となった日本が、参戦するのが利益でしょうか...。
その理由を補強します。まず、中国に地理においても文化においても一番近いのは、世界の大国の中では日本です。つまり、中国が中華思想や人権侵害、食品モラルを改めず、近隣諸国に迷惑をかける国になったら一番困るのは、日本です。また、中国が友好的、先進的、きちんとしたモラルを持つ大国となれば、一番利益を受けるのは日本です。規模はだいぶ違いますが、隣国に北朝鮮があるのと、隣国に韓国があるのとどっちが良いかという問題にも類似しています。そう言う意味では、欧米諸国は中国が善悪どちらに転んでも、受ける利益/不利益は日本に比べると小さいと考えられます。こういう状況で、中国の没落やダークサイドへの転落を願うのは、欧米の侵略に対してアジアの国同士が争った太平洋戦争の構図の再来といえるでしょう。

日経ビジネスの試算では「2010年にGDPが日中逆転も」あり得るらしく、中国が堂々とした大国としての道を歩み始めるのが、少し寂しいと思う日本人は多いです。おそらく、世界における中国の重要性の増加に従って、日本の相対的な軽視が始まるのがつらいということでしょう。
「世界銀行のデータによれば、購買力平価で換算した中国のGDPは1995年には日本を抜き、米国に次ぐ世界第2位となっている。我々の最新の研究によれ ば、2013〜15年には米国を追い抜く可能性がある。中国の経済学者が目下議論しているのは“いかに米国に追いつくか”であって、日本に追いつくことで はない」
しかし、欧米からの視点で見てみると、少し違った風景が見えてきます。戦後60年間はやはり欧米中心の世界でした。日本がアジアで例外的にGDPで世界第2になったものの、やはり中心は欧米だと言えたでしょう。そんな中の中国の台頭は、日本はアジアの例外だったのではなく、戦後は世界の主導権が欧米からアジアに移りつつある過渡期だったと気づかせるものです。なんとかして、太平洋戦争の構図と同じく、中国と日本の仲違いをさせたいというのが本音でしょう。靖国問題、教科書問題、従軍慰安婦問題、尖閣諸島問題は日中の間に仕込まれた、欧米にとって便利な爆弾だと言えます。油を注げば今にも燃え上がりそうです。こういった爆弾の扱いを間違えて、日中が争う太平洋戦争を構図を再現してはなりません。
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Paris, France
日本にとっては近くて遠い国、中国ですが中国についての良いニュースも悪いニュースも日本人の関心を放しません。フランスと中国の関係は、チベット問題が報道されるようになり、オリンピックの聖火がシャンゼリゼの行進で消されてから、あまり良くありません。その中国側の反応として、デモなどが行われたりしています→「パリで中国人によるオリンピック関連のデモ」(2008年4月19日(土))。

6月に中国人の友人と(フランス人を含む多国籍の友人と)街に飲みに行った時、街の若者が中国人に絡んできました。いわく、「中国がチベットで何してるか知ってる?」、「人権て分かる?」などです。友人は、「外交と政治は僕には直接関係ないから...。フランスの報道は見てるよ。人権?それ知ってるよ。重要だと思うよ。」などと答えていました。友人は仏企業で働きながら、博士課程の学生です。当然、重関心事である中国関連のニュースは、英語、フランス語、中国語で仕入れていますが、言いたいことはグッと押さえて、街の若者に同調する素振りを見せていたのです。おそらく同様の出来事を多数経て熟慮した結果の行動のように見えました。

リュミエール兄弟の街から:中国人と、世界の報道と」では、チベット関連の問題で中国人の友人と気まずくなってから、仲直りしたことが書かれています。中国人は上の出来事と同じように辛い目に会っているようです。
「中国の報道は限られていて、中国人は真実を知らない」と言う人がいます。確かにそうですが、そういうことではなく、外国にいる中国人はすでに報道によって傷ついているということを考えるべきです。
中国人は政府の情報操作によって真実を知らされていないという人がいますが、フランスに来ている中国人は上流層で、平均的なフランス人より多面的な情報を仕入れています。彼らは、英語、フランス語、中国語の情報を自由に利用できて平均的フランス人よりも中国関連の報道に興味を持っているからです。中国ではgoogle、wikipedia、youtubeなどその他多くのサイトへのアクセスが制限されているのは事実です(参照:Great Firewall of China)が、フランスにいる中国人はまったく制限されていません。街での出来事では、街の若者よりもはるかに詳しい情報に触れながら、感情的に反発しない姿がすこしカッコ良く見えました。
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Paris, France
日本にとっては近くて遠い国、中国ですが中国についての良いニュースも悪いニュースも日本人の関心を放しません。フランスと中国の関係は、チベット問題が報道されるようになり、オリンピックの聖火がシャンゼリゼの行進で消されてから、あまり良くありません。その中国側の反応として、デモなどが行われたりしています→「パリで中国人によるオリンピック関連のデモ」(2008年4月19日(土))。

6月に中国人の友人と(フランス人を含む多国籍の友人と)街に飲みに行った時、街の若者が中国人に絡んできました。いわく、「中国がチベットで何してるか知ってる?」、「人権て分かる?」などです。友人は、「外交と政治は僕には直接関係ないから...。フランスの報道は見てるよ。人権?それ知ってるよ。重要だと思うよ。」などと答えていました。友人は仏企業で働きながら、博士課程の学生です。当然、重関心事である中国関連のニュースは、英語、フランス語、中国語で仕入れていますが、言いたいことはグッと押さえて、街の若者に同調する素振りを見せていたのです。おそらく同様の出来事を多数経て熟慮した結果の行動のように見えました。

リュミエール兄弟の街から:中国人と、世界の報道と」では、チベット関連の問題で中国人の友人と気まずくなってから、仲直りしたことが書かれています。中国人は上の出来事と同じように辛い目に会っているようです。
「中国の報道は限られていて、中国人は真実を知らない」と言う人がいます。確かにそうですが、そういうことではなく、外国にいる中国人はすでに報道によって傷ついているということを考えるべきです。
中国人は政府の情報操作によって真実を知らされていないという人がいますが、フランスに来ている中国人は上流層で、平均的なフランス人より多面的な情報を仕入れています。彼らは、英語、フランス語、中国語の情報を自由に利用できて平均的フランス人よりも中国関連の報道に興味を持っているからです。中国ではgoogle、wikipedia、youtubeなどその他多くのサイトへのアクセスが制限されているのは事実です(参照:Great Firewall of China)が、フランスにいる中国人はまったく制限されていません。街での出来事では、街の若者よりもはるかに詳しい情報に触れながら、感情的に反発しない姿がすこしカッコ良く見えました。
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フランス生まれ―美食、発明からエレガンスまで  集英社新書
フランス人が何を生み出したかを見ることによて、フランス人とは何かを探る本。何か人を知ろうとする時、その人の生み出した物を見るのは非常に良いアイデアだと思います。著者はフランスが大好きでしょうがないらしく、それが伝わってきます。仕事につながる物がこの上も無く好きというのはうらやましい気がしますが、フランスの全てが美しくてエレガントで上流のものだと考えていそうに見えてしまいます。自分はこういう風に見られないように、反面教師にしたくなりました。

面白かったところは、フランス人の保守性に関するところです。
さて、パン王国のフランスだが、パンの種類となったらとても日本には及ばない。なぜか。フランス人は味覚についてもきわめて保守的であり、日本のように次つぎと新製品をでっちあげるようなことをしても売れるはずがないからである。(P.18)
これは、フランス人自身が認識しているようです。フランスのワインコーナーには数十メートルに渡る棚全てがワインで埋め尽くされていますが、ほとんどのワインのラベルは二色刷りです。友人は、印刷機械が進化によって可能になったカラフルで表面の滑らかなラベルは、フランス人にはおいしそうに見えない。古いデザインの方が新しいデザインよりおいしく見えるので、新しいラベルが出てこない、フランス人は保守的だと言っていました。

チーズの匂いはいろいろな人が、いろいろなことを言っていますが、最高の表現を見つけました。臭い口の匂いとか臭い足の匂いとかは聞いたとことがありましたが、これはなかなかだと思います。
カマンベールの命はなんといってもあの独特なおいしいにおい。そのにおいについては大昔から色いろな人が色いろに言っているが、傑作表現となると«神様の足のにおい»にとどめをさす。(P.23)
ただし、間違いも見つけました。なぜかボージョレ・ヌーヴォーがおいしいと書かれていました。
ヴィーヴ・ル・ボージョレ・ヌーヴォー—バンザイ、ボージョレの新酒、—、ヴィーヴ・レ・ビュヴール—バンザイ、飲んべえたち—。うまい酒はやはりうまい。(P.28)
多くの人が知っているように、ボージョレ・ヌーヴォーは発酵が未熟なワインです。個人の味覚の話なので、間違いとも言い切れませんが、おいしいと評する人は稀です。フランス人も味見はしますが、やっぱり若いな〜と言いつつ、今年のブドウの傾向などを議論したりしてます。

パスティス売り場


もう一つの間違いは、かなり確かです。
マルセーユ地方にその昔からフヌイユ(甘草)などの南仏産の薬草、香料をベースにしたパスチスという酒があるが、その商品名がリカール。そしていつしかパスチスという名は忘れられ、リカールという名が普通名詞になった。(P.31)
パスティスという名前は、まったく忘れ去られていません。リカールは商品名で、他にペルノー(PERNOD)、サンカンティアン(51)、プラド(Prado)、ベルジェ(Berger)、ジャノ(JANOT)、カザニス(CASANIS)、デュバル(DUVAL)などがあります(wikipediaより)。右にパスティス売り場の写真を付けておきます。

最初の30ページで2つも間違いを見つけてしまったために、疑心暗鬼になりつつもささっと読み進めました。
フランス生まれ―美食、発明からエレガンスまで 集英社新書 集英社新書 (新書)
早川 雅水 (著)

第1章 食
第2章 ファッション
第3章 暮らし
第4章 アートと文化
第5章 科学と発明
第6章 お楽しみ

身の回りの意外なものが「フランス生まれ」だった!映画、カメラ、ネオンサインに点字から、ブラジャーや貞操帯まで…。パリを第二の故郷とする著者が、フ ランスに起源を持つものとその歴史、現在の使われ方などを軽妙な文章で紹介。もちろんおなじみ世界的ブランドのルーツや、グルメの蘊蓄ばなしもたっぷり。 そしてフランス生まれの品々の向こうに見えるのは、フランス人という世にも面白い人びとの生き方なのだ。六十八本の小さな物語から、フランスの暮らしを覗 いてみよう。
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フランス生まれ―美食、発明からエレガンスまで  集英社新書
フランス人が何を生み出したかを見ることによて、フランス人とは何かを探る本。何か人を知ろうとする時、その人の生み出した物を見るのは非常に良いアイデアだと思います。著者はフランスが大好きでしょうがないらしく、それが伝わってきます。仕事につながる物がこの上も無く好きというのはうらやましい気がしますが、フランスの全てが美しくてエレガントで上流のものだと考えていそうに見えてしまいます。自分はこういう風に見られないように、反面教師にしたくなりました。

面白かったところは、フランス人の保守性に関するところです。
さて、パン王国のフランスだが、パンの種類となったらとても日本には及ばない。なぜか。フランス人は味覚についてもきわめて保守的であり、日本のように次つぎと新製品をでっちあげるようなことをしても売れるはずがないからである。(P.18)
これは、フランス人自身が認識しているようです。フランスのワインコーナーには数十メートルに渡る棚全てがワインで埋め尽くされていますが、ほとんどのワインのラベルは二色刷りです。友人は、印刷機械が進化によって可能になったカラフルで表面の滑らかなラベルは、フランス人にはおいしそうに見えない。古いデザインの方が新しいデザインよりおいしく見えるので、新しいラベルが出てこない、フランス人は保守的だと言っていました。

チーズの匂いはいろいろな人が、いろいろなことを言っていますが、最高の表現を見つけました。臭い口の匂いとか臭い足の匂いとかは聞いたとことがありましたが、これはなかなかだと思います。
カマンベールの命はなんといってもあの独特なおいしいにおい。そのにおいについては大昔から色いろな人が色いろに言っているが、傑作表現となると«神様の足のにおい»にとどめをさす。(P.23)
ただし、間違いも見つけました。なぜかボージョレ・ヌーヴォーがおいしいと書かれていました。
ヴィーヴ・ル・ボージョレ・ヌーヴォー—バンザイ、ボージョレの新酒、—、ヴィーヴ・レ・ビュヴール—バンザイ、飲んべえたち—。うまい酒はやはりうまい。(P.28)
多くの人が知っているように、ボージョレ・ヌーヴォーは発酵が未熟なワインです。個人の味覚の話なので、間違いとも言い切れませんが、おいしいと評する人は稀です。フランス人も味見はしますが、やっぱり若いな〜と言いつつ、今年のブドウの傾向などを議論したりしてます。

パスティス売り場


もう一つの間違いは、かなり確かです。
マルセーユ地方にその昔からフヌイユ(甘草)などの南仏産の薬草、香料をベースにしたパスチスという酒があるが、その商品名がリカール。そしていつしかパスチスという名は忘れられ、リカールという名が普通名詞になった。(P.31)
パスティスという名前は、まったく忘れ去られていません。リカールは商品名で、他にペルノー(PERNOD)、サンカンティアン(51)、プラド(Prado)、ベルジェ(Berger)、ジャノ(JANOT)、カザニス(CASANIS)、デュバル(DUVAL)などがあります(wikipediaより)。右にパスティス売り場の写真を付けておきます。

最初の30ページで2つも間違いを見つけてしまったために、疑心暗鬼になりつつもささっと読み進めました。
フランス生まれ―美食、発明からエレガンスまで 集英社新書 集英社新書 (新書)
早川 雅水 (著)

第1章 食
第2章 ファッション
第3章 暮らし
第4章 アートと文化
第5章 科学と発明
第6章 お楽しみ

身の回りの意外なものが「フランス生まれ」だった!映画、カメラ、ネオンサインに点字から、ブラジャーや貞操帯まで…。パリを第二の故郷とする著者が、フ ランスに起源を持つものとその歴史、現在の使われ方などを軽妙な文章で紹介。もちろんおなじみ世界的ブランドのルーツや、グルメの蘊蓄ばなしもたっぷり。 そしてフランス生まれの品々の向こうに見えるのは、フランス人という世にも面白い人びとの生き方なのだ。六十八本の小さな物語から、フランスの暮らしを覗 いてみよう。
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固定概念はしつこい。...(略)...しかしこのシリーズは、一般の人の描くイメージに徹底して抵抗するためのものではない。むしろ、固定概念をとっか かりとして利用し、このシリーズはそうであることを理解するために、独断的な論述の裏にかくれた真実の一部を明らかにするために書かれた。また、個々の主 題に対してニュアンスに富み、現状の知識に個性的な総括を提供するため、固定概念を近付けさせないためにかかれた。

もっと詳しく→Le Japon - idées reçues -
Le Japon - idées reçues -を翻訳しながら、フランス人達が考える日本を考えていこうと思います。"idées reçues"とは固定概念という意味で、日本に対する固定概念がいろいろと取り上げれていて、それに対する解説があるような本です。呼んだ章の感想を一つのエントリとして投稿し、このエントリをまとめとします。

導入
« 日本とその鏡 »
日本...絶対的な島か相対的な島か?
« 日本人は全員似ている »
« 島国根性は外国人から日本を守った »
« 1945年の敗戦以後、日本は経済的な奇跡を実現した »
« 日本は高度な技術の楽園である »
« 日本はロボットとマンガの国である »
« 日本人は全てをコピーする、そして改良する »
日本は住みにくい場所か?
« 日本はしょっちゅう自然災害を被っている »
« 日本は天然資源を欠いている »
« 日本は人員超過である »
« 日本は場所を欠いている »
« その伝統は自然との調和を賞賛するが、国は非常に汚染されている »
日本人は働き過ぎ、もしくは十分以上?
« 日本人は仕事中毒でバカンスをとることは無い »
« 日本人は生涯同じ会社に勤める »
« 女性は働かないで家にとどまる »
« 女性は男性と夫に従属している »
日本人は不気味?
« 日本の若者は絶望している »
« 感覚の帝国 »
« 日本社会はセックスと暴力に侵されている»
« ヤクザカミカゼの国である»
結論
割れた鏡
もっと知るために


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