Santorini, Greece
日本への移民は2010年時点では時期尚早 このエントリーを含むはてなブックマーク」と「日本が移民を受け入れられるようになるための条件と提案 このエントリーを含むはてなブックマーク」では、移民の賛成の立場から、現状で移民を受け入れるための問題について書いてきました。移民は経済的理由で他にしようがなく入れるのではなくて、より良い日本社会を作るために必要なものだと思っています。しかし、今の日本人たちに、移民を自分たちと同格の日本人として認める覚悟と度量があるとは思えないために、拙速な移民に反対してきました。

過去のエントリのコメントを見ると、移民反対の意見として、現状のように列島由来の日本人だけで日本を形作り、外国由来の日本人を極力排除した形の社会が最上のものだという意見がありました。僕は、列島由来の日本人と外国由来の日本人が調和し、他文化を許容しあって異端に寛容な日本は、現状よりもいいものだと思っているので、このエントリでは、もう一度良さを説明し、そうなるためには日本人がどのように変わらなければいけないのか考えます。
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Douville, France
前エントリでは、「今後の日本は、衰退する米国と台頭するアジア、結束する欧州という新事態に対処するために、いつかの時点で大転換を決定をする必要が生じる」と書きました。今後起こる大転換で新規路線を提案するリーダーは、既定路線とは考え方自体が変わってしまうために、大衆にはペテン師との見分けがつかないということになると思います。

このエントリでは、この二つの区別がつかない理由として、リーダーが1)現実を変えた後に大衆の意識が変わるから、2)リーダーが究極目標を公表しないからという理由について書いていこうと思います。
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Paris, France
7月は1エントリを投稿して31600PVでした。

ついに今月は通常エントリは無しで、初めて「このブログについて」カテゴリだけの月となってしまいました。毎月のこのエントリを書く必要があるかどうかも疑問なのですが、今までも毎月欠かさず書いていたので続けて書いていこうと思います。

ブログに時間が取れない理由はD論の執筆に専念しているからなのですが、書かなくなった理由は、少しでもD論に時間を回すために、他のブログを見る時間を減らした結果、ブログを書くきっかけを失ったからかもしれません。

あとは、最近はなるべくインターネットに触れない環境で執筆に集中しようと、近くの宮殿の庭で作業しています。朝7時から10時ぐらいまで集中しているとなかなか進んでいい感じです。近くに牧場があるためか、貴族の名残なのか、朝は馬に乗ったお嬢さんが散歩しています。朝の宮殿で馬に乗ったお嬢さんを見ると中世に戻ったような、のどかな感じがして落ち着くのですが、向こうは朝からPCにかじりついているこちらを見てどう思っているのでしょうか...

通常エントリはまだもう少し気長に待ってもらう状態が続くと思います。このブログを訪れた人が、ずっと更新のない画面を見ることになるのも悪いので、少し前からブログ右下に欧州在住の方が書かれているブログを載せています。欧州でおすすめのブログなどあれば、教えてください。

7月はJapan Expoがあり去年に参加した時の報告のエントリが一番アクセスがありました。その影響か「オタクの祭典・第8回 Epitanime 2010に行ってきた このエントリーを含むはてなブックマーク」のエントリもランクインしました。以下が7月にアクセスが多かった10位までの記事のリストです。過去のトップエントリは「このブログについて」のカテゴリで見れます。
  1. 第10回 Japan Expo Paris 2009行ってきました このエントリーを含むはてなブックマーク
  2. 海外でもリアルタイムに日本のテレビを見る方法(無料) このエントリーを含むはてなブックマーク
  3. もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい このエントリーを含むはてなブックマーク
  4. FacebookのLikeボタンとShareボタンの使い方と付け方 このエントリーを含むはてなブックマーク
  5. オタクの祭典・第8回 Epitanime 2010に行ってきた このエントリーを含むはてなブックマーク
  6. フランスのマンガ人気 このエントリーを含むはてなブックマーク
  7. センター入試とバカロレアに見る日仏の違い このエントリーを含むはてなブックマーク
  8. ベーシック・インカムよりも怠け者同盟の社会 このエントリーを含むはてなブックマーク
  9. フランスの移民政策は成功しつつあるという認識 このエントリーを含むはてなブックマーク
  10. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(1/2) このエントリーを含むはてなブックマーク
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St-Germain-en-Laye,
France
日本への移民は2010年時点では時期尚早 このエントリーを含むはてなブックマーク」では、移民賛成の立場から、移民と現在日本に住む日本人が融合しながら生む社会の素晴らしさを書いてきました。しかし、現時点での移民受け入れは失敗の可能性が高いという理由で時期尚早だと書いてきました。

このエントリでは、日本が移民を受け入れられるようになるための条件提案を書いていこうと思います。提案は、移民を成功させるためのシンプルかつ、 時間はかかるけど着実な方法だと思います。

移民賛成派にヴィジョンがない

前エントリでは、移民賛成派の意見が不甲斐ないことも指摘してきました。1) 危機感を煽って解決方法は移民しかないと力説する論調、2) 経済的効能を強調し、移民によって引き起こされる諸問題(人種差別、治安、宗教問題)を見せない、議論しない、通り過ぎたい、あとで考えるという論調、3)自分にとって都合がいいことを語っているように思えるポジショントーク的論調など、賛成派の僕でもウサン臭く感じるほどです。そこには肝心かなめの、外国由来の日本人と列島由来の日本人が融合して創りだす社会に対するヴィジョンがないのです。

いつの時代にも移民に徹底反対な人はいるので全員が賛成することは無理ですが、ヴィジョンなくして過半数の賛成は不可能です。賛成派はこれを見せないことには始まらないのです。前エントリでは「移民成功後の多文化を許容しあって異端に寛容な日本」として個人的なヴィジョンを書きました。理想主義だと考える人が多そうですが、僕は最も確度の高い日本の未来であると考えています。賛成派が半数を超えれば移民を受け入れつつ、移民に徹底反対な人はその後、外国由来の日本人と列島由来の日本人が融合する社会で「走りながら考え」て行くことになります。このエントリでは、賛成派が半数を超えるための戦略について書いていこうと思います。
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Versailles, France
最近、日本への移民に関する政策議論を立て続けに見て、すごく違和感のある移民賛成の立場を見たので少し書いていこうと思います。僕は将来的には移民には大賛成なのですが、現状では問題が多すぎてやめたほうがいいと思っています。

このエントリでは、移民を受け入れる目的を間違って賛成している論調を批判した後、「移民成功後の多文化を許容しあって異端に寛容な日本」と、「移民失敗後の列島/外国由来の二分された日本人が対立する日本」を想像して書いていこうと思います。
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