Douville, France
前エントリでは、「今後の日本は、衰退する米国と台頭するアジア、結束する欧州という新事態に対処するために、いつかの時点で大転換を決定をする必要が生じる」と書きました。今後起こる大転換で新規路線を提案するリーダーは、既定路線とは考え方自体が変わってしまうために、大衆にはペテン師との見分けがつかないということになると思います。

このエントリでは、この二つの区別がつかない理由として、リーダーが1)現実を変えた後に大衆の意識が変わるから、2)リーダーが究極目標を公表しないからという理由について書いていこうと思います。

リーダーが現実を変えた後に大衆の意識が変わる

リーダーが現実を変えた後に大衆の意識が変わるという例は、「市民が望んでないことを実現するリーダーが必要 このエントリーを含むはてなブックマーク」で幕末と独仏和解を例に挙げて書きました。例えば、幕末に攘夷か開国かで揉めていた時に、開国する前に開国の方が正しいと大衆に分からせるのは至難の業です。江戸時代に牛肉を汚れていると思っていた人たちも、文明開化の後に「すき焼き」を食べて初めて異国の文化も良いかも知れないと思い始めたりするのです。

現在のヨーロッパの強みはEUという共同体の調和だと理解されています。しかしフランスでは30年にわたり2回も殺し合ったドイツと和解するのは、大衆の望みを越えるリーダーの決断が必要でした。「ヨーロッパの父」と呼ばれる二人のフランス人、ジャン・モネとロベール・シューマン外相は、欧州統合の基本は仏独和解にあると信じて疑わなかったそうです。そのために、協力と連帯の実績を一つ一つ積み上げていくしかないと考えて小さなことから実行に移していきました。

この二つの大転換で起こったことの順を整理すると、リーダーの発想→行動(現実が変わる)→人々の精神が変わる、となります。大転換では人々の意識が変わる前に現実を変える必要があることもあるのです。

新規路線派のリーダーが究極目標を公表できない訳

さらに悪いことに、こういった大転換では、リーダーは目指す世界を事前に公表することはできないのです。幕末の例では、列強から日本を防衛するにあたって「開国して異国の軍事技術をもって日本防衛」という青写真を事前に公表することは出来ません。当時は、「異人は即日本刀をもって切り捨てる」という攘夷が大勢を占めていたからです。「開国し~」などと口走ったところで、「売国奴、スパイ、馬鹿、弱腰、優柔不断」などとあらん限りの侮辱言葉を投げつけられてメッタ斬りにされるでしょう。新規路線派のリーダーは「開国して異国の軍事技術をもって日本防衛」と言ったような究極の目標を口にできない瞬間があるのです。

実際の歴史では、攘夷というイデオロギーを高揚させ、倒幕後開国という行動をもって事後的に民衆の意識を変えていくことになりました。幕末のリーダーとして名高い坂本龍馬なども腹の中では開国を支持していても、あまり露骨に開国を主張していません。現在でも、何を考えているか分からない飄々とした龍馬の人物像が伝わっていますが、新規路線派のリーダーが究極目標を公表できないことを示しているように思われます。

独仏和解の例でも最初は「独仏和解による欧州の調和を基調とした繁栄」という青写真は大っぴらに公表できるものではありませんでした。独仏は近代に入ってから3度戦争しています。第二次世界大戦後は、両国に戦争で息子を失った者、敵軍に手足を吹っ飛ばされた者、戦争で心身を病んで人生を台無しにした者、戦争で全財産を破壊された者があふれていました。だれでも家族、親戚、友人にそういった状況に置かれたものがいました。フランスではドイツとの和解だけは有り得ない!というという雰囲気だったはずです。憎悪と怨恨のなかで、ドイツを徹底的に痛めつけるべきだという復讐の念が支配的だったでしょう。ドイツとの和解何てことを言い出す者がいれば、今までの犠牲は何のためだったのか!という無念から「売国奴、スパイ、馬鹿、弱腰、優柔不断」と政治的に抹殺、悪くすれば暗殺されるかもしれません。新規路線派のリーダーが究極目標を公表できないのです。

逆に、新規路線派のリーダーの究極目標が既存路線派に気づかれてしまうと、龍馬のように暗殺されたり、戦前に反戦を唱えた首相が軍部に暗殺されたりされてしまうようなことになります。こういう場合には、政治的目標達成のために目指す先を大衆には隠しておくという手段が正当化されます。

ペテン師と稀代のリーダーの違い

大転換においてリーダーは1)現実を変えた後に大衆の意識が変え、2)究極目標を公表しない、ということは民衆からすれば、大転換におけるリーダーの判断が正しいか正しくないかは判断することが出来ないと言えます。熟練のリーダーは政治的決断を専門とする仕事をしていて、片や有権者はそれ以外の仕事を専門にしていて、余った時間に政治的議論を行います。政治的決断を下すためにつかえる時間資源からしても、リーダーはおそらくほとんどの大衆よりも問題を深く分析した上で決断を下せます。

議論後に議論前の結論に至ることにも価値がある このエントリーを含むはてなブックマーク」で紹介した登山の例で、既定路線派=今いる山を登る、新規路線派=より高い山を探す、という比喩で言うと、リーダーは大衆よりも遠くを見渡せる状態です。リーダーは今登っている山の先が崖になっていることを最初に気づくことが出来、より高い山の存在を最初に見つけることが出来ます。リーダーには見えているものが大衆には見えていないということが有り得るのです。リーダーは大衆にはまだ見えない風景を語ることになります。一方でより遠くを見渡していると思われている者が見えもしない展望を語るとき、その者はペテン師になります。ただし、その者が本当にその風景が見えているかどうかは、大衆には分かりません。大衆には見えない未来を語る者が本当に信頼に足るリーダーなのか、それとも信頼できないペテン師なのか多数決で決着をつけようという不完全なシステムが、現在の投票システムということが出来ます。

大転換を行うリーダーは、2)究極目標を公表せず、1)現実を変えた後に大衆の意識を変えるという難題が突きつけられているのです。さらに、既存方針から考え変えない大衆からは「売国奴、スパイ、馬鹿、弱腰、優柔不断」と罵倒され、さらには「夢見がち、理想主義者、荒唐無稽」などと罵られることになります。日本では新規路線派は鳩山首相、フランスではセゴレーヌ・ロワイヤル氏、米国ではオバマ氏です。どちらも上のように批判されていることから、問題は同じところにあるように思います。誰がペテン師で誰が稀代のリーダーかは分かりません。今後の日本は、衰退する米国と台頭するアジア、結束する欧州という新事態に対処するために、いつかの時点で大転換を決定をする必要が生じます。そのとき、「売国奴、スパイ、馬鹿、弱腰、優柔不断、夢見がち、理想主義者、荒唐無稽」という言葉が出てきたら、少なくともペテン師と稀代のリーダーを区別する手段はないと謙虚な疑念を持ちながら見ていく必要があります。
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Orléans, France
議論後に議論前の結論に至ることにも価値がある このエントリーを含むはてなブックマーク」と「普天間基地問題における三つの勘違い このエントリーを含むはてなブックマーク」では普天間基地問題について私見を書いてきました。記事には合わせて約35個のコメントがつけられ、BLOGOSに転載されている記事も合わせると、合計100以上のコメント(33コメント52コメント)を頂きました。政治的な話題では、批判的なコメントも多かったですが、このエントリでは普天間基地問題に関して自分の意見をまとめておこうと思います。

議論後に議論前の結論に至る方が価値が高い

議論後に議論前の結論に至ることにも価値がある」のエントリでは議論した後に、議論する前の結論になってもそれはそれで価値があるという意見を書きました。「内田樹の研究室」ではそれより一歩進んで、議論後に議論前の結論に至る方が、価値が上がるという例が挙げられていたので紹介します。いわく、抑止力というのは疑心暗鬼によって起こるので、散々騒いだ結果の決断は、日本を侵略する勢力から見ると重い決断に見えるという意見です。日本を攻める側から見てみると、そこに最もあって欲しくないものがあるという前提で作戦を立てることになるそうです。
普天間 「それ」の抑止力 (内田樹の研究室) 普天間 「それ」の抑止力 (内田樹の研究室)
あるのかないのかわからないものについては、それが危険なものであれば、とりあえず「ある」ことにして対応する、という人間心理のことである。「それ」について黙っていれば、「日本国内には強大な抑止力があるかもしれない(ないかもしれないけど)」という疑心暗鬼の状態に東アジア諸国を置くことができる。
うまくすれば、「それ」がないまま何十年か、「ある」ふりをして「はったり」をかますことができる。
普通に読めば「それ」は核兵器だということになりますが、核兵器が沖縄にあることの価値は軍事に詳しいブロガーから否定されています。
それでも、日本を攻める側が沖縄に基地を置くという日米の結論を重く見て、あって欲しくないものがあるという疑心暗鬼にかられることはあるかと思います。「議論後に議論前の結論に至ることにも価値がある」のエントリは、いろんな政策全般について書いたものですが、普天間基地問題のように相手に疑心暗鬼を起こさせると価値がより上がる議論もあることに気づきました。

欲しくても必要なくとも「要らない」と言った方がいい

軍事的に見て、沖縄に基地が必要なのか必要ではないのかは、よく分かりません。それでも必要でも必要でなくとも、「必要ない」と言った方が交渉が有利になることは分かります。基地が必要ない場合は、まず「必要ない」と言うことが第一歩となります。逆に、基地がどうしても必要であっても、「どうしても欲しい」と言ってしまうと、日本側の交渉力は大幅に弱まってしまいます。欲しいといってしまうと、足元を見られることになるからです。基地が必要な場合にも、まず「必要ない」と言ってから、米国がどうしても必要だったら置かせてあげても良いというふうに持っていった方が交渉が有利になります。交渉が有利になれば、思いやり予算と呼ばれることのある「日本側負担駐留経費」(現在までに総額3兆円超)を減額できたり、今度暴行事件を起こしたら出てってもらうよと言うような米軍に対するプレッシャーにもなります。

交渉ごとでは、とりあえず欲しくとも欲しくない振りをするのは常套手段です。その点、今回の騒動では、代替予定地になったところでは反対運動が起きてますし、基地が日本国民に望まれていないことがアピールできたことは今後の交渉を有利に進められる可能性があります。普天間基地問題における三つの勘違い このエントリーを含むはてなブックマークでも述べましたが、アメリカにとってはこの問題は優先事項ではないので、多少の譲歩は望めるかもしれません。

今回の基地問題では、1)議論して結論を出したこと、2)疑心暗鬼による抑止力アップ、3)米国に対する交渉力のアップ、となかなかの成果があったように思います。首相に対するバッシングをみている限り、有権者がそれを評価するかどうかは別問題だと思いますが。

対立する意見にバカといわない議論が将来必要になる

過去2個のエントリとこのエントリで見てきたように、論点が存在する問題については、既定路線派にも新規路線派にもそれを正しいといえる論理があります。このことは「議論後に議論前の結論に至ることにも価値がある」では以下のように山登りに例えて紹介しました。
保守と革新の話は、登山に例えると分かりやすいと思うので紹介します。国民はなるべく高いところに登りたいのですが、高く登るには二つの方法があります。 一つは、傾斜が上に向いている方向に進むことです。こうすれば絶対に今より高いところへと進んでいくことができ、国民は満足します。もう一つの方法とは、 今登っている山が一番高い山かどうか考えることです。歩みを止めて周りを見回して考えてみます。今登っている山より高い山があれば、そちらを登り始めます。
来た道を登っている人には確かな位置の向上が見えていて、その道を登らない理由が見当たりません。逆に、その道の先が崖になっていることが見えて、隣に高い山が見えている人は、その山をまだ登ろうとしている人を止めたくなります。どちらも依って立つ理論があるので、見方によってどちらも正しいのです。

しかし現在、どちらも正しいと問題を複雑に考える人はあまりいなくて、日本の政治は瞬間的にエンターテイメントとして消費されるだけのコンテンツになっていると感じます。例えば、首相の馬鹿はこんなことも分からないのかと罵倒しながら優越感に浸り、権威ある米国の新聞が首相をルーピーと呼べば、やっぱり首相は馬鹿だと言った俺の方が正しかったと悦に入ります。その他、「やっぱり東大もスタンフォードも博士も馬鹿は馬鹿だな。必要なのはやっぱり(俺みたいな)正しい判断ができる知性だよ」、「えっ、そんな漢字も読めないの?俺なら小学六年生の時には読めたな。」とか、「カップラーメンの値段が分からないなんて相当な馬鹿だな」と優越感に浸るためだけのモノです。もちろん、民主主義ではどのような意見も必要な構成要素なので、瞬間的に優越感を生み出すエンターテイメントとして消費すること自体は、必ずしも否定されるべきだとは思いません。ただ、本当に重要なことを決定するために議論を先に進める要素ではないだけです。

今後の日本は、衰退する米国と台頭するアジア、結束する欧州という新事態に対処するために、いつかの時点で大転換を決定をする必要が生じると思われます。また、少子高齢化問題、労働問題、年金問題などなど、既存の考え方をがらっと転換する必要に迫られます。そういったときに、今までと違う考え方を愚かだと決めつけることなく、損得勘定を分析できるようになる必要があります。普天間基地問題における三つの勘違い このエントリーを含むはてなブックマークでは、普天間基地問題は上に挙げた問題に比べれば、些細な問題だと書きました。今後必要となる、多様な意見を健全に戦わせる態勢を構築する準備として、こういった多少小さい問題でトレーニングしておいた方が良いと思われます。
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Quiberon, France
議論後に議論前の結論に至ることにも価値がある このエントリーを含むはてなブックマーク」で述べた普天間基地の移設問題は、方針が二転三転していることを迷走ととらえて問題視する意見が多いようです。前エントリでは、首相は迷走しているように見せかけるためにわざとやっているという説を述べました。どこにも角を立てずに対米従属から離脱するにはなかなか聡明な案だと思います。

このエントリでは、前エントリに寄せられた反応を見て、噛み合ってない認識のズレを分析して紹介しようと思います。ずれてるポイントは1)首相は馬鹿、2)普天間は大問題、3)迷走を世界が笑ってる、だと思います。

鳩山首相は馬鹿

これが一番びっくりしたのですが、反対意見をいう人の殆どが、首相は馬鹿だと信じていることです。いつも冷静なブロガーなども、問題の結論として何故か首相は馬鹿だからという理論を持ってきています。僕はこれはどうしても信じられません。政治や外交のことなんて専門的にやった事が無い僕が、何十年も専門的に仕事をしてきたプロフェッショナルよりも、かしこい選択に辿りつけるなんて信じられません。

さらに馬鹿だからと言うのは説明としても成立していません。これを理由にするのは便利すぎるからです。例えば、
  • 日本人はなんで子供を生まないの? →馬鹿だから
  • アメリカ人はなんで中東で人を殺してるの? →馬鹿だから
  • フランス人はなんで五時に仕事終わるの? →馬鹿だから
  • 欧州はなんでひとつの国にならないの? →馬鹿だから
  • 中国人はなんで言論封殺を許容しているの? →馬鹿だから
  • 韓国人はなんで竹島を自国領って言いはるの? →馬鹿だから
  • 北朝鮮はなんで独裁政権が治めてるの? →馬鹿だから
  • ニートはなんで引きこもるの? →馬鹿だから
  • ...(略)...
一種の思考停止だと思います。日本ではおそらく首相をバカにした報道がなされているのでしょうが、これほどまでに皆が首相は馬鹿だと思い込んでいるのはちょっと怖いです。前エントリでは、「善意の愚者が意図せず事態を混迷させてしまった」と解釈されるのが鳩山首相にとっては最も都合が良いと書きました。なぜ意図的にやっている可能性を考えないか逆に不思議です。

普天間基地問題は宇宙の大問題

フランスから見ると日本は遠い国です。フランスはパリ以外は田舎って言われるぐらいにほとんどが人がいない土地です。世界最速を新幹線と競う弾丸列車TGVでも何時間も下の写真のような平野が延々と続きます。こんな広大な平地を東に抜けるとドイツがあります。その東には東欧諸国があります。その隣にはロシアがあって、いろいろ揉め事のある中東があります。その向こうにはインドがあって、さらにその向こう側には信じられないぐらいでっかい国、中国があります。そしてその先は海です。その海には寿司と漫画の国、小さな日本が浮かんでいて経済的に豊かで治安がいいらしい。これが一般的なフランス人の感覚です。
フランス人達にはそんな感覚でしょうが、僕にとっては重大な関心事です。太平洋に日本列島が浮かんでいなければ、宇宙がどれだけ大きかろうが、その中にどれだけの数の星があろうとも、全く関心が持てません。まさに、僕にとっては日本の問題は宇宙の大問題なのです。なので、世界の皆ががそう考えてると勘違いしがちですが、そう勘違いしては問題を取り違えます。

米軍は依然として圧倒的に世界最強です。米軍基地がどちらに数十キロ移動しようが、形勢にたいした変化はありません。日米が多少ぎくしゃくしようが、民主主義、市場経済システムを共有している国同士の信頼関係に大きな状況に変化はありません。米軍基地がどこになろうと世界情勢にとっては、ぶっちゃけ大した問題ではないのです。そして当事者のアメリカ自身も無関心でしょう。アメリカは外国のことには関心持ちませんし、真珠湾や貿易センタービルの攻撃みたいな、国民全員が奮い立つような理由が無い限り、アジアなんて特に関心外でしょう。アメリカはそういう国です。

鳩山政権の迷走を世界が笑っている

鳩山政権の迷走を世界が笑っているように言っている人がいますが、これもほとんど間違いです。世界のニュースというと英語を翻訳して、世界を知った気になっていますが、米国、英国経由の情報なんて、まさに相手側の当事者の言い分を聞いているだけです。そりゃあ、自分たちが不利になるような判断に否定的に報道するに決まっています。米国メディアが鳩山首相のことをLoopy(Alc辞書)と呼んだそうですが、偉大な大国のおおらかさが感じられず、衰退する大国の焦りしか感じません。一言コメントするなら、「米国必死だなwww」ですね。

英語のニュースをすぐに世界の人の標準的な声だと勘違いする人がいますが、英語のニュースだって日本語のニュースやフランス語のニュースと同じぐらいに、世界を色眼鏡で見ていることには変わりありません。下のビデオのようにアメリカ人はアメリカのニュースが偏っていることに意識的になっていますが、日本人はその色眼鏡に意識的になれていません。その結果、アメリカの意見が世界の意見のように見えてしまっているのです。下のビデオは「view subtitle」を押せば日本語の字幕が出せます。



相手側の当事者である米英以外のメディアで日本の判断を笑っているものはありますか?僕はフランス語が読めるのでちょっと見たところ、首相を馬鹿にしておちょくっているような記事は見当たりませんでした。

L'île japonaise de Toku mobilisée contre la venue des marines - LeMonde.fr
4月10日、日本の徳の島、海兵隊のに反対する招集
Nouvelle manifestation contre la base américaine d'Okinawa - LExpress.fr
4月25日、沖縄の米軍基地に対する新しいデモ
Japon: le Premier ministre Hatoyama renonce à déplacer une base américaine d'Okinawa | 24 heures
5月4日、日本:鳩山首相は沖縄米軍基地の撤収を諦める
Le Premier ministre japonais renonce à retirer une base américaine d'Okinawa - LExpress.fr
5月4日、日本の首相が沖縄の米軍基地の撤退を諦める

普通に考えれば、米軍基地が自国に存在する意味を自分で考えられて、その損得勘定を自分で分析出来る国のほうが賢いでしょう。いつまでも日本に従順でいて欲しいと考えている米英以外に、やっとまともな賢い国になれそうな状況を馬鹿にする国があるはずが無いのです。

まとめ

日本には米国の基地が必要だとする人から見るとこのエントリはどのように見えるでしょう。そんなにお得なモノなら置いてあげてもいいけど、どんな利益があるかは明らかにしてから置いて欲しいですね。やっぱり必要だっていうなら、必要なことがわかった進展です。まさに「議論後に議論前の結論に至ることにも価値がある このエントリーを含むはてなブックマーク」です。

対米従属から抜ける怖さと言うのは、自転車の補助輪を外す怖さみたいなものではないでしょうか。「支えておいてあげるから自転車をこいでごらん」と父親に言われて、こぎ始めたら父親が手を離したような怖さです。最初は怖いかも知れませんが、いつまでも補助輪に頼っていてはいけませんからね。練習するしかありません。これが前エントリで「四年間いろいろ考えてみればいい」と締めた理由です。聖徳太子は「日出る処の天子、書を日没する処の天子に致す」と国書して、中国と対等な関係を望み中国を怒らせ、華夷秩序からの離脱を果たしました。アメリカと対等な関係を望みアメリカを怒らせるのは怖いですか?父子のような特別な関係から普通の親友へ、徐々に慣れていかなければならないでしょう。

以下、関係するエントリを紹介します。

鳩山首相は馬鹿という結論の記事:
英語メディアの色眼鏡を間に受けている記事:

軍事的見地から見た記事:

「混乱」に理解を示す記事:

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Colmar, France
「議論後に議論前の結論に至ること」といえば、鳩山政権だと思われているでしょう。そして多く人が、これを否定的にとらえていると思われます。しかし、民主党が政権をとったのは、まさにこれをやるためだったはずです。

このエントリでは、まず保守政権(=自民党)がやるべき事と、革新政権(=民主党)がやるべき事を整理してから、迷走を続けているように見える民主党の懸案事項である、普天間基地問題を取っ掛かりに民主党がやろうとしていることを考えていこうと思います。

保守は今の山を登り、革新は登る山を探す

去年日本では、戦後長らく続いた保守政権=自民党がついに倒れて、革新政権=民主党になったという構図があります。前者を右派、後者を左派とも呼べますが、いろいろな意味がついてしまっているので、無難に手垢のついていない言葉では、前者を既定路線派、後者を新規路線派と呼ぶとわかりやすいかも知れません。

保守と革新の話は、登山に例えると分かりやすいと思うので紹介します。国民はなるべく高いところに登りたいのですが、高く登るには二つの方法があります。一つは、傾斜が上に向いている方向に進むことです。こうすれば絶対に今より高いところへと進んでいくことができ、国民は満足します。もう一つの方法とは、今登っている山が一番高い山かどうか考えることです。歩みを止めて周りを見回して考えてみます。今登っている山より高い山があれば、そちらを登り始めます。高い山を見つけたとしても断崖絶壁では登れませんから、想像力を働かせて登れるかどうか考え、登るにはどうしたらいいか知恵を働かせる必要があります。

もうお分かりかも知れませんが、何も考えず傾斜が上に向いている方向に進むのが、保守政権=既定路線派で、歩みを止めて周りを見回して考えをめぐらすのが革新政権=新規路線派です。日本は戦後60年、傾斜が上になっている方向にだけ進んでいけば良い時代でしたが、もうそろそろ自分が登っている山が一番高いか考えなおす時代が来ているのです。重要なことは、とにかく高い方へと登山している人から見れば、歩みを止めて自分が登ってきた山が一番高いかどうか考え直している人は怠慢にしか見えません。また、その山より高い山が見つかって今登ってきた山を降り始めれば、状況が悪化しているようにしか見えません。

下山しなければならない状況では「市民が望んでないことを実現するリーダーが必要 このエントリーを含むはてなブックマーク」で書いたような、民意を汲まないリーダーが必要とされます。なぜなら、幕末の開国や、欧州の統合などの既存の枠組みを変えた試みでは、リーダーが現実を変えた後に大衆の意識が変わることが常だからです。

「普天間、善意による混迷」

この見出し(↑)は、普天間、善意による混迷 - リアリズムと防衛を学ぶ 普天間、善意による混迷 - リアリズムと防衛を学ぶから借りてきました。このエントリには以下のようにあります。
そして挙句の果てに落ち着いた政府案は、政権交替前の旧案を手直ししたもので、結局沖縄県内となりました。
これは、登山の比喩で考えると何の問題もありません。歩みを止めて周りを見回して見た結果、自分たちが登ってきた山が一番高かったので再び登り始めたということです。議論して検討した結果、元の結論に戻ることは何の問題もないのです。むしろ議論なしに話を進めてきた結果が、結局正しかったことがわかって安心するぐらいのものです。

しかし、「台湾海峡での有事に飛ぶには沖縄が都合がいい」ぐらいの論理を鳩山首相が気付かなかった可能性はありえません。僕でもわかるぐらいですから。僕は、政治を専門に勉強したことも無い理系の学生で、衆議院議員の立候補はおろか政治活動に携わったことがもありません(そもそも被選挙権25歳から2年ちょっと経ったぐらい)。片や鳩山首相は衆議院議員当選8回の大物で、何十年も政治だけを専門にやっています。さらに理系の博士課程で悪戦苦闘している僕と、既にスタンフォード大で理系のPh.D取得済みの鳩山首相では知性の点でも比べものにならないでしょう。客観的に見て僕にもわかるようなことは、鳩山首相には立ちどころにわかっているはずです。

そう考えると、今回の鳩山首相の行動は意図があってやっているに違いありません。この場合考えられるのは、普天間では混迷させることそのものが目的だった可能性です。鳩山首相は、対米従属という日本が60年間一環して登ってきた山で歩みを止めて周りを見回してみたのみならず、もう既に下山し始めていると言った方がいいでしょう。「対米従属を止めました」というのは多方面に角が立つので、それ以外の方法でやるとなれば、事態を混迷させるのが賢明です。移転移転と騒ぐってことはぶっちゃけ基地は邪魔ですって言っている解釈していいでしょう。こういうふうに考えると、普天間、善意による混迷 - リアリズムと防衛を学ぶで言われているように、「善意の愚者が意図せず事態を混迷させてしまった」と解釈されるのが鳩山首相にとっては最も都合が良いことです。つまり、下山してしまっているのは、わざとではなく、愚かゆえの失敗だと言う印象を与えられるからです。角が立たない聡明な方法だと言うしかありません。
この案を敢えて再検討を試みたのは、たとえ面倒事を起こしてでも沖縄の負担を軽減したい、という善意の気持ちゆえだったのではないか、と私は思います。

四年間いろいろ考えてみればいい

普天間問題だけで終わってしまうと、ただ単に対米従属反対を言っているように思われてもいけないので、鳩山政権の懸案事項も同じ構図で触れておくことにします。

例えば、事業仕分けは、60年前に登ると決めた科学立国という山を登るために必要な、膨大な研究費をすべて出す必要があるのか検討しています。研究者としての立場からすると、研究費が減らされるのは困りますが、その研究が必要であることが主張できないようでは減らされてもしょうがないと思います。逆に、周りを見回してみた結果、全てのプロジェクトが日本にとって必要不可欠であることが分かれば、自民党時代と同じように全てのプロジェクトにお金を出すことになります。それは、議論の失敗ではなくて、すべて必要なことがわかったという成功です。議論後に議論前の結論に至ることにも価値があるのです。

友愛の話でも、子ども手当ての話でも自民党時代に決まった既定路線を見直して新規路線を作り出す努力をすることは今の日本に必要なことではないでしょうか。議論後に議論前の結論に至ることになっても、既定路線が正しかったことが分かればそれはそれで進展です。4年間ぐらい試行錯誤してみればいいのではないでしょうか。

追記:
鳩山さんが首相であり続けることが国家安全保障上の問題: 極東ブログ 鳩山さんが首相であり続けることが国家安全保障上の問題: 極東ブログとその反応を見る限り、今まで登っていた対米従属の山が最善だと信じている人が多いように思います。そうすると、違う道を探すこと、または下山することを状況の悪化としか認識できないでしょう。普天間基地問題は、愚者が意図せず失敗したと言う視点以外で、見てみる必要があるように思います。
追記2:
鳩山発言にネットユーザー失望! 「鳩は平和じゃなく馬鹿の象徴」 - ガジェット通信 鳩山発言にネットユーザー失望! 「鳩は平和じゃなく馬鹿の象徴」 - ガジェット通信を見ると鳩山首相は馬鹿って言うのが、大方の見方なんでしょうかね。もう一度言っておきます。→「善意の愚者が意図せず事態を混迷させてしまった」と解釈されるのが鳩山首相にとっては最も都合が良いことです。

続きとして、普天間基地問題に関して寄せられた反応を見て、認識のズレを分析して 紹介しようと思います。ずれてるポイントは1)首相は馬鹿、2)普天間は大問題、 3)迷走を世界が笑ってる、です。→普天間基地問題における三つの勘違い このエントリーを含むはてなブックマーク
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Nice, France
2010年4月は3エントリを投稿して約29000PVでした。3月から4月にかけて1ヶ月以上もブログを書かない期間があったからか、6ヶ月ぶりの低水準でした。

ブログは盛り上がりませんでしたが、学業の方ではうれしいことがありました。欧州でITSに関する研究を行う若手研究者を対象にした賞のファイナリスト50人に選ばれました。さらに、ブリュッセルで開かれる会議で審査員と議論して、上位者には金銀銅のメダルが授与されるそうです。コチラの方も頑張っていきたいところです。

Facebook のLikeボタンとShareボタンの使い方と付け方 このエントリーを含むはてなブックマーク」で書いた通り、記事を共有しやすいようにFacebookのボタンを付けることにしました。同エントリでは、現在53人がFacebook上でシェアしてくれていて、11人が「いいね!」と言ってくれています。これを見ると日本語のブログでもFacebookが流行ってくるかも知れませんね。この記事の場合は、記事をシェアしたい人の他に、どんなふうに動作するか確認したい人も押してくれているのだとは思います。ボタンと合わせて、Facebook上でのフランスの日々のページ「Facebook | フランスの日々」も合わせてよろしくお願いします。
記事の方では、友愛について触れたエントリの反響は少なかったですが、220年も国家のモットーとして友愛を掲げるフランスと、友愛が現政権のキーワードとなる日本を考える上でも重要だと思うので、もう少し触れて行けたらなと思います。

以下が4月の人気エントリです。これからも、このブログをよろしくお願いします。
  1. ベーシック・インカムよりも怠け者同盟の社会 このエントリーを含むはてなブックマーク
  2. もうそろそろ日本はもうダメだと言わなくてもよい このエントリーを含むはてなブックマーク
  3. 海外でもリアルタイムに日本のテレビを見る方法(無料) このエントリーを含むはてなブックマーク
  4. フランス語の勉強の仕方 このエントリーを含むはてなブックマーク
  5. 共通言語 による親近感が国家の代わりになる このエントリーを含むはてなブックマーク
  6. Re: ベーシックインカムについて批評してる面白いサイトを見つけたので突っ込んでみる。|堀江貴文オフィシャルブログ このエントリーを含むはてなブックマーク
  7. 怠け者同盟の社会の中で輝きを取り戻す日本 このエントリーを含むはてなブックマーク
  8. 世界にいい影響を与える国:ニッポン このエントリーを含むはてなブックマーク
  9. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(1/2) このエントリーを含むはてなブックマーク
  10. フランス人から見た日本特集『Un oeil sur la planète: Japon : le reveil du sumo ?』(2/2) このエントリーを含むはてなブックマーク
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Parc de Sceaux, France
先月、FacebookのLikeボタン(日本語環境だと「いいね!」ボタン)が公開されたので、このブログでもつけてみました。

Facebookは日本ではあまり流行ってないのかも知れませんが、フランスではここ2年ぐらいでかなり流行ってきました。先週今週とパリから近いソー公園という花見スポットで、3回花見(←写真参照)に参加しましたが、3つともFacebookで告知が行われていました。パリでは暖かくなりこれからピクニックとかが増えてくると思いますが、facebookに参加しておくと呼ばれることも増えると思うので、オススメです。自分でピクニックとかパーティとかの通知をするのも、パリ周辺に住んでいる友だちリストにクリックひとつで通知できるので便利なのです。

また、各国から研究所に来るインターンシップ生が帰国しても、帰国後の近況を知れるのが嬉しかったりします。このエントリでは、今回このブログに導入したLikeボタンとShareボタンの違いなどを説明して、ブログに付ける方法を説明します。

全世界の4億人以上が利用するFacebook

Facebookをやっていない人のために少し解説しておくと、facebookはミクシィのような友達と近況を報告できるようなソーシャルネットワーキングサービスです。日本ではあまり流行っていない印象がありますが、ユーザが約100万人ぐらいと言われているそうです。Facebook ユーザーの実態とマーケティングにおける実力とは?:日経ビジネスオンラインによると
  • 全世界の4億人以上のアクティブユーザーの 50%はいつもログオンしている
  • 平均的なユーザーは130人のフレンドを持ち、13のグループ(コミュニティ)のメンバーに登録している
  • 毎週50億のコンテンツ(リンク、ニュース、ブログ投稿、ノート、写真など)が共有されている
  • 平均的なユーザーは毎月4つの企業や友人のページなどのファンになる
だそうです。

このブログのアクセスは8.5割ぐらい日本からなので、facebookを使っている人も少ないかも知れませんが、逆に日本でFacebookをやっている人は海外とのつながりが多い人だと推測されます。このブログの興味とも合うと感じるので、facebookのボタンも付けるにしました。各エントリの下にあるこれ(↓)のうち右の二つのボタンがFacebookのShareとLikeのボタンです。はてなブックマークやTwitterとは違い、見知らぬ人が付けたコメントを見ることはできません。
また、本文の右側に表示されているfacebook上のフランスの日々のページ「Facebook | フランスの日々」も合わせてよろしくお願いします。

LikeボタンとShareボタンの違い

先月公開されたLike(いいね!)ボタンと元からあったshare(シェア)ボタンのどこが違うか解説したページがありました→Facebook Like Button Vs. Facebook Share: Why I’m Keeping Both(FacebookのLikeボタンVS. FacebookのShareボタン:なぜ両方付けることにしたか)。

これによると、LikeボタンとShareボタンでは主に、1) 自分のページにできるリンクの画像の有り無し、2)コメント、3) Friendsへの通知、の点で違いがあるようです。

Likeボタンは
  • 自分のページに画像なしのリンクが出来る
  • コメントなし
  • Friendsへの通知が行われない(5月19日追記:Friendsのハイライトへの通知が行われず、最新情報へ通知される)
一方、Shareボタンは、
  • 自分のページに画像ありのリンクが出来る
  • リンクにコメントを付けられる
  • Friendsへ通知が行われる
となります。本ブログでも両方付けることにしました。

実際に試してみて自分のページを見てみると、Likeボタンを押したものは、画像下のようにシンプルなリンクが貼られています。一方、Shareボタンを押すと、ページの画像の上のようにコメントとページ画像、ページ概要を見ることができます。また、Shareボタンの方ではその記事に対してコメントやLike、Shareができます。

LikeボタンとShareボタンの使い方

まとめると、Likeボタンは自分への備忘録として残しておくような場合につかい、Shareボタンは友人に通知したり、自分の意見を言ったり、友人の意見を聞いたりしたい場合となります。ぜひこのブログにつけられているボタンも、どんどん押してくださいね。

Facebookでは英語を使っている人は、日本語のサイトをシェアするのをためらうかも知れません。実際、僕もfacebookは英語主体で使っています。友人との会話の場合は、相手に応じて、日本語、フランス語、英語を使い分けたりしています。それでも、トップページに流れる情報を見てみると、日本語、フランス語、英語のほかにも、僕は読めないアラビア語、韓国語、中国語、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語などなど、友人たちが使っています。

はてなは日本語、Diggは英語とサービスごとに言語が分かれていますが、facebookは世界の人が参加しているので、何語を使ってもいいはずです。翻訳しないと読めないページも有りますが、それはそれなりに楽しいものなのです。なので、このブログのように日本語の記事をシェアするのも問題ないと思います。いろいろな言語の人達が参加するfacebookではこれからどんな文化が花開くか楽しみですね。

Facebookのボタンのつけ方

Likeボタンのつけ方は「Like Button - Facebook Developers」にあります。iframeで付ける方法と、XFBMLで付けるやり方があります。XFBMLの方がコメント機能やタイトルの設定機能などすべての機能が使えるそうですが、実験してみたところ本ブログでは表示されたり表示されなかったりするので、今のところiframeを使っています。Bloggerのエントリー投稿画面にログインして、レイアウトの編集をクリック→HTMLの編集(ここで、ウィジットのテンプレートを展開をチェッ ク)→ボタンを貼付けたいところに、ボタンのHTMLを編集すればO.K.です。このブログでは、
<span class='post-icons'>
<!-- email post links -->
<b:if cond='data:post.emailPostUrl'>
<span class='item-action'>
<a expr:href='data:post.emailPostUrl' expr:title='data:top.emailPostMsg'>
<img alt='' class='icon-action' src='http://www.blogger.com/img/icon18_email.gif'/>
</a>
</span>
</b:if>
<b:include data='post' name='postQuickEdit'/>
</span>
</div>
の後に、以下のコードを貼り付けてあります。横幅90ピクセル、縦幅60ピクセルにしています。このボタンは読者が英語設定だとLikeと表示され、日本語設定だと「いいね!」と表示されます。日本語だと英語に比べて横幅が増えてしまうので、90ピクセル以下だとはみ出してしまいました。
<iframe allowTransparency='true' expr:src='&quot;http://www.facebook.com/plugins/like.php?href=&quot; + data:post.url + &quot;  &amp;layout=button_count&amp;show_faces=false&amp;width=90&amp;action=like&amp;colorscheme=light&quot;' frameborder='0' scrolling='no' style='border:none; overflow:hidden; width:90px; height:60px'/>
一方、Shareボタンは「Facebook | Share」で手に入ります。このブログでは、上のコードの近くに、以下のように貼り付けてあります。
<a expr:share_url='data:post.url' href='http://www.facebook.com/sharer.php' name='fb_share' type='button_count'>Share</a><script src='http://static.ak.fbcdn.net/connect.php/js/FB.Share' type='text/javascript'/>

Bloggerのアーカイブにはてなブックマーク数を表示する

ココからはfacebookとは関係ありませんが、本ブログでは何ヶ月か前から導入しているBloggerのアーカイブにはてなブックマーク数を表示する方法を書いておこうと思います。まず、上と同じように、Bloggerのエントリー投稿画面にログインして、レイアウトの編集をクリック→HTMLの編集(ここで、ウィジットのテンプレートを展開をチェッ ク)と進みます。それから<li><a expr:href='data:i.url'><data:i.title/></a></li>の部分を探し出して、以下のコードに置き換えれば、完了です。右の画像のようにブログアーカイブの後にはてなブックマーク数が表示されるようになります。
<li><a expr:href='data:i.url'><data:i.title/></a> <a expr:href='&quot;http://b.hatena.ne.jp/entry/&quot; + data:i.url'><img alt='このエントリーを含むはてなブックマーク' expr:src='&quot;http://b.hatena.ne.jp/entry/image/&quot; + data:i.url' style='border: none; padding: 0px;' title='このエントリーを含むはてなブックマーク'/></a></li>
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