St-Germain-en-Laye,
France「
日本への移民は2010年時点では時期尚早 
」では、移民賛成の立場から、移民と現在日本に住む日本人が融合しながら生む社会の素晴らしさを書いてきました。しかし、現時点での移民受け入れは失敗の可能性が高いという理由で時期尚早だと書いてきました。
このエントリでは、日本が移民を受け入れられるようになるための
条件と
提案を書いていこうと思います。提案は、移民を成功させるためのシンプルかつ、 時間はかかるけど着実な方法だと思います。
移民賛成派にヴィジョンがない
前エントリでは、移民賛成派の意見が不甲斐ないことも指摘してきました。1) 危機感を煽って解決方法は移民しかないと力説する論調、2) 経済的効能を強調し、移民によって引き起こされる諸問題(人種差別、治安、宗教問題)を見せない、議論しない、通り過ぎたい、あとで考えるという論調、3)自分にとって都合がいいことを語っているように思えるポジショントーク的論調など、賛成派の僕でもウサン臭く感じるほどです。そこには肝心かなめの、外国由来の日本人と列島由来の日本人が融合して創りだす社会に対するヴィジョンがないのです。
いつの時代にも移民に徹底反対な人はいるので全員が賛成することは無理ですが、ヴィジョンなくして過半数の賛成は不可能です。賛成派はこれを見せないことには始まらないのです。前エントリでは「移民成功後の多文化を許容しあって異端に寛容な日本」として個人的なヴィジョンを書きました。理想主義だと考える人が多そうですが、僕は最も確度の高い日本の未来であると考えています。賛成派が半数を超えれば移民を受け入れつつ、移民に徹底反対な人はその後、外国由来の日本人と列島由来の日本人が融合する社会で「走りながら考え」て行くことになります。このエントリでは、賛成派が半数を超えるための戦略について書いていこうと思います。
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